こんにちは!
今回のラグビーワールドカップで、日本代表最年長出場記録が期待されている選手がいます。
そう、トンプソンルーク選手ですね。
トンプソン選手は現在38歳。
ラグビー界では、すでに大ベテランの部類に入りますね。
もし2020の大会も出場すると、4回目のワールドカップとなります。
今回は、トンプソンルーク選手のプレースタイルや戦績、所属チームなどの経歴プロフィールを紹介します。
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目次
トンプソンルーク選手の経歴プロフィール・所属チームを紹介!!
幼い頃から来日するまで
トンプソンルーク選手は、ニュージーランドのクライストチャーチ出身です。
あっ、リーチマイケル選手と一緒だ!!
実家は牧場で、弟さんは競馬の騎手です。
といっても馬に直接乗るジョッキーではなく、馬車を操縦する人とのことですね。
妹さんは、ネットボールという競技のニュージーランド代表になりました。
ネットボール?---知らん。
調べたら、7人制のバスケっぽい競技です。それなら「YOUは何しに日本へ?」で見たかも。
お父様が元ラグビーの州代表で、ラグビーをやる遺伝子は備わっていたのです。
しかしルーク少年は、サッカーや13人制ラグビー、バスケットボールに夢中でした。
15人制ラグビーを本格的に始めたのは、13歳になってからのことです。
ニュージーランドではとても遅い方ですね。
しかし遺伝子の力は偉大で、すぐに年代別の州代表に選ばれました。
ニュージーランドの高校・大学を出て、スーパーラグビーの1つカテゴリーが下のリーグでプレーします。
そこからスーパーラグビーやオールブラックスを目指すのが、ニュージーランドのラグビー選手の王道です。
しかし、なかなかチャンスをつかめません。
そこでトンプソン選手は、出場機会を求めて日本へ行くことにしました。
2年くらい日本でプレーをして、そこからオールブラックス入りへとつなぐつもりだったのです。
来日してから現在まで
2004年に、三洋電機ワイルドナイツ(現パナソニック)に入団します。
しかし、当時ニュージーランド国籍のトンプソン選手は、外国人枠の関係で出場機会が限られました。
そして、残念ながら2年で戦力外となったのです。
そんな彼を、近鉄ライナーズが救いました。
2006年に、チームの一員として迎え入れたのです。
以来、ずっと近鉄でプレーすることになります。
2007年、トンプソン選手は日本に3年間続けて居住したことで、チャンスがやってきました。
日本代表としてプレー出来る要件を満たしたのです。
この年に代表デビューを果たすと、同じ年のラグビーワールドカップ2007メンバーに選ばれました。
オールブラックス入りは出来ませんでしたが、ワールドカップ出場が叶ったわけですね。
しかも、2011、15年大会も出場したのです。
2015年のラグビーワールドカップ終了後に、代表引退を表明しました。
しかし2年後、ジョセフ監督の要請で、アイルランド戦の1試合限定の代表復帰を果たします。
同じポジションの選手が次々とケガで戦線離脱したため、トンプソン選手に白羽の矢が立ったのです。
さらに2020には、サンウルブズのメンバーに呼ばれました。
37歳にして、スーパーラグビーでのデビュー。ホントすごい。
そして7月からのパシフィックネーションズカップで、またもトンプソン選手が代表に招集されました。
2年前同様、ケガ人続出の日本代表を救うためです。
カッコいいぜ!!
2010年に日本国籍を取得しました。
大阪に10年以上住み、今では英語と大阪弁のバイリンガルです。
自宅から練習場まで自転車、いやチャリンコで通います。
みんなから「トモさん」と呼ばれて、今ではすっかり東大阪のおっちゃんですね。
トンプソンルーク選手の戦績を紹介!!
近鉄ライナーズでは、出場100試合を超えました。
トップリーグ全体でも外国出身で100キャップ達成者は少ないので、素晴らしい記録です。
チームは、2011-12シーズンで最高5位を記録しました。
しかし2017-18シーズンでトップリーグ陥落となり、現在はトップチャレンジで昇格を狙います。
サンウルブズでは、2020に8試合出場しました。
チームは苦戦しましたが、37歳でのスーパーラグビーデビューは特筆すべきことですね。
日本代表での試合出場は、8月で66試合となりました。
キャップ数歴代7位、外国出身では最多記録です。
ワールドカップには3回出場し、4回目となると日本代表では3人目となりますね。
特に2015年大会は、全4試合でスタメン出場しました。
トンプソンルーク選手のプレースタイルは?
トンプソン選手は、日本代表ではロックとして出場します。
このフォワード2列目のポジションは長身の選手が入り、ラインアウトではジャンパーとなりますね。
他国より体格が劣る日本代表で、196センチのトンプソン選手は貴重な存在です。
それよりも、トンプソン選手といえば「仕事人」のイメージです。
攻守にわたり、ボールを奪い合う場面で数多く顔を出します。
8月3日のトンガ戦で先発出場し、日本代表の最年長出場記録を更新しました。
しかも38歳のトンプソン選手は、この試合で80分フル出場したのです。
さらにタックル数はチーム最多で、11回中すべて成功。
モールやラックに加わるサポート数も、19回でこれもチーム最多でした。
「僕もうおじいちゃんだから・・・」とインタビューで謙遜しますが、そんなタフなおじいちゃんいません(笑)。
最年長がこうして体を張り続けるのですから、みんなサボれなくなるわけですね。
まとめ
今回は、
- トンプソンルーク選手の経歴プロフィールや所属チーム
- トンプソンルーク選手の戦績
- トンプソンルーク選手のプレースタイル
を紹介しました。
2015年のラグビーワールドカップ南アフリカ戦。
3点ビハインドの場面で、ペナルティゴールで引き分けて良しとするか、トライを狙って勝負するか?
選択を迫られる状況で、トンプソン選手はこう言いました。
「歴史変えるの誰よ?」
これで日本代表はトライを狙い、見事に逆転勝利しました。
エディー・ジョーンズ監督は、ペナルティゴールを蹴る指示を無視されて激ギレしたそうですね。
でも勝って喜んでいたからいいんです。
あれから4年、また歴史を変える時が来ました。
男気あふれるトンプソン選手のプレーに期待しましょう!!
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