こんにちは!
ラグビー日本代表を、後方から支える選手といえばーーー、
松島幸太郎選手ですね。
2015年のラグビーワールドカップには、期待の若手として出場しました。
日本のラグビー界では、松島選手のような経歴はとても希少です。
彼のキャリアアップを真似て後に続く選手が、もっと多くいてもいいと思っています。
今回は、松島幸太郎選手のプレースタイルや戦績、所属チームなどの経歴プロフィールを紹介します。
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目次
松島幸太郎選手の経歴プロフィール・所属チームを紹介!!
幼い頃から高校時代まで
松島幸太郎(まつしま こうたろう)選手は、南アフリカの首都プレトリアで生まれました。
お母様は日本人で、お父様はジンバブエ人の新聞記者です。
南アフリカ生まれの時点で小さい頃からラグビーとの接点はありそうですが、その頃は本格的に始めてはいませんね。
6歳の時に、日本に住み始めます。
中学に上がった頃までは、サッカーや水泳、バレーボールをしていました。
ちなみに子供の頃の憧れは、ジャッキー・チェンだったそうです。
もしかしたら、今頃ハリウッドにいたかもしれませんね。
転機が訪れたのは、中学1年の途中です。
お父様の勧めで、南アフリカのグラハムカレッジに留学しました。
そこでタッチフットをして、友達などにラグビーに誘われます。
これがラグビーにハマるきっかけとなりました。
帰国して、中2からワセダクラブで本格的にラグビーを始めます。
高校は、ラグビーの強豪校である桐蔭学園に進学しました。
不幸なことに、高校時代にお父様を心臓病で亡くしています。
しかしこれにくじけず、松島選手は1年生からずっとレギュラーで活躍し続けました。
高校日本代表にも選ばれましたね。
社会人になってから現在まで
高校卒業後、南アフリカのスーパーラグビーのチーム、シャークスのアカデミーに入りました。
日本人選手の大半は、高校を卒業すると大学ラグビーへ舞台を移します。
しかし松島選手は大学へ行かず、ラグビーを職業とするための近道を選びました。
ラグビーは30年くらい前までプロはありませんでしたし、ケガで現役生活が短くなりがちです。
でも今は、ラグビーのプロ化も進みました。
医療やトレーニングなどの発達で、40歳くらいまで現役の選手もいます。
実際高校を出てすぐトップリーグ、という選手もいますね。
今後、高校からプロまたは社員契約選手というルートは広がるに違いありません。
シャークスのアカデミーに2年いた松島選手には、3つの国の代表を選べる立場にありました。
- 父の国籍がある、ジンバブエ
- 母の国籍がある(本人も国籍を取得していた)、日本
- 後1年以上引き続き住所を持つという条件で、南アフリカ
実際松島選手は、南アフリカの20歳以下の代表候補に誘われました。
しかし日本代表としてプレーしたいという願望があり、これを断ります。
2013年に、サントリーサンゴリアスに入団します。
以来、トップリーグはずっとサントリーですね。
チームのホームページを見るとーーー、
- 自分の性格:自由、人に流されない
- 得意なプレー・注目してほしいプレー:全て
- これだけはチーム№1だと思うこと:-(無回答)
どうやらマイペースな模様です。
2014年5月3日の対フィリピン戦で、日本代表デビューを果たしています。
当時21歳、ウイングとしてスタメン出場して、トライも取りました。
翌年のラグビーワールドカップ2015では、チーム最年少で日本代表入りしたのはご存知ですよね。
スーパーラグビーでは、2015年シーズンのワラターズ(オーストラリア)が最初です。
以降、2016年シーズンはレベルズ(オーストラリア)、2017年からはサンウルブズですね。
2020はサンウルブズのメンバーに入らず、日本代表の合宿に専念しました。
その分、ラグビーワールドカップでの活躍に期待したいですね。
松島幸太郎選手の戦績を紹介!!
桐蔭学園時代は、冬の全国高校ラグビー選手権に3年連続出場しました。
2年生の時は、惜しくも準優勝でしたね。
3年生の時は、決勝で東福岡高校と引き分けて両校優勝となりました。
ジャパンラグビートップリーグでは、2017-18シーズンでMVPを獲得しています。
そのシーズンも含めて、ベストフィフティーンにこれまで3回選ばれました。
サントリーサンゴリアスの、2016・17年度の連覇に貢献したのは言うまでもないでしょう。
スーパーラグビーでは、ワラターズでは出場機会がなく、レベルズでは5試合の出場にとどまりました。
サンウルブズでは、2年間で14試合に出場、1トライを挙げています。
まだ20試合ほどしか出場していないのはとても意外ですね。
日本代表としては、8月のアメリカ戦で33試合目の出場となりました。
2015年のラグビーワールドカップでは、4試合すべてフル出場しています。
特にアメリカ戦では先制トライを決めて、プール3勝目につなげました。
松島幸太郎選手のプレースタイルは?
松島選手は、センター、ウイング、フルバックができるユーティリティーバックスです。
背番号でいえば11番から15番までを付けて、スタメン出場が可能ということになります。
2015年のラグビーワールドカップは、ウイングとして出場しました。
2020大会はフルバックでの出場が予想されますが、ウイングでの起用も考えられますね。
フルバックといっても、前回大会の五郎丸選手のようにキックで陣地を大きく挽回するタイプではありません。
松島選手の武器は、何といってもスピードです。
ボールキャリーでの陣地獲得を期待される、現代的なフルバック像が求められます。
松島選手には、高校時代に有名となったプレーがありますね。
2010年度の花園、準決勝の大阪朝鮮高校戦でのことです。
自陣ゴール手前でボールを奪うと、そのままボールを持って左サイドのタッチライン沿いを走り、一気にトライにまでもっていきました。
伝説の100メートル独走トライが生まれた瞬間です。
同じ高校生相手とはいえ、グラウンドの端から端まで走り切ってすごい。
当時の映像では丸刈りで、とても初々しい印象でした。
まとめ
今回は、
- 松島幸太郎選手の経歴プロフィールや所属チーム
- 松島幸太郎選手の戦績
- 松島幸太郎選手のプレースタイル
を紹介しました。
2015年のラグビーワールドカップでは、チーム最年少でした。
若手のホープだと思って見ていたら、そこからもう4年が経ちました。
間違いなく2020大会の、チームの主軸の1人です。
2015年はスコットランド相手に完敗し、しかも自身はイエローカードをもらってしまいました。
あれから4年、今度はリベンジを果たしてくれると期待しましょう!!
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