ラグビーワールドカップ2019日本大会のボイコットの可能性は?行いそうな国とその理由は?

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こんにちは!

 

ラグビーワールドカップ2019日本大会まであと半年と迫った3月に、衝撃的なニュースを目にしました。

 

「ラグビーワールドカップのボイコットを一部の国が検討」

 

マジでか?

日本大会どうなるんだ?

 

せっかく楽しみにしていたラグビーワールドカップがなくなっては大変です。

 

そこで今回は、

  • ラグビーワールドカップ2019日本大会のボイコットの可能性
  • ラグビーワールドカップ2019日本大会のボイコットを行いそうな国とその理由

について紹介します。

 

実行をほのめかしている国とその理由はなんなのでしょうか?是非チェックしていってください!

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目次

ラグビーワールドカップ2019日本大会ボイコットの可能性は?

選手からの反発を受けて、ワールドラグビーは妥協案を提示しました。

 

太平洋諸島の島国が入らなかったことへは、12チームずつによる昇降格ありの2部制にするとしました。

選手の体調面には、十分な休養を与えるなど配慮する考えを示しました。

 

これが効果があったのか、国際ラグビー選手会の太平洋地区の選手会が、ツイッターでコメントを発表しました。

「選手は(ラグビーワールドカップを)楽しみにしています。ボイコットの恐れは今のところありません。」という内容です。

 

これが今年3月のことで、これを書いている時点では続報がありません。

(新しい動きがあったらこちらでお知らせしますね!)

いったん事態は沈静化してるということです。

 

 

では、過去にラグビーワールドカップをボイコットしたことはあったのでしょうか?

 

2006年、フィジーではクーデターが起こり、軍事政権が生まれました。

これに当時のニュージーランド政府が反発し、フィジーの軍関係者のニュージーランド入国を禁止したのです。

ニュージーランドは2011年のラグビーワールドカップの開催地でした。

そしてラグビーのフィジー代表候補には軍人が何人かいました。

フィジーの当時のオリンピック委員会会長は、ワールドカップのボイコットを示唆したのです。

 

2011年には、ニュージーランドが次のラグビーワールドカップをボイコットするかもしれない、と警鐘を鳴らしました。

ラグビーワールドカップ2011ニュージーランド大会での広告使用に制限がかけられ、期待していた広告収入が得られなかったのが原因でした。

 

この2つのケースがどうなったかというと、どちらも「ワールドカップに参加しました」

結局みんな、ラグビーワールドカップに参加したいのです。

ですが、政治的なかけひきにより、ボイコットをちらつかせる、というわけですね。

 

結論としては、リーグ・オブ・ネーションズ構想にはまだ不満がある。

しかし、ラグビーワールドカップ2019日本大会をボイコットしない。

こうなるものと予想します。

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ラグビーワールドカップ2019日本大会をボイコットの可能性は?理由も紹介

まず、事の発端として説明しなければならないのは、「リーグ・オブ・ネーションズ」構想です。

「リーグ・オブ・ネーションズ」構想とは

ワールドラグビーという、ラグビーワールドカップなどを管轄する団体の、ピチョット副会長らを中心とするグループが提唱しているものです。

毎年世界12か国が参加して、2つないし4つのグループに分かれたリーグ戦を行い、各グループの1位がプレーオフに進んで、その年の王者を決める、という大会です。(ワールドカップがある年は開催しない予定。)

 

この大会のメリットは何かというと、ズバリ高額なテレビ放映権料が期待できることです。

とくに、ピチョット副会長の出身地であるアルゼンチンなど、南半球の国々がこの構想に積極的だといわれています。

 

南半球勢は金銭的に余裕がありません。

ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカのチームで構成されるプロリーグ、スーパーラグビーに、2016年からアルゼンチンと日本のチームが参入したのも、金銭的な事情があったといわれます。

 

参加する12か国ですが、10まではすんなりと決まりました。

ティア1と呼ばれる強豪国です。

  • イングランド
  • スコットランド
  • ウェールズ
  • アイルランド
  • フランス
  • イタリア

この6か国で、毎年シックスネーションズという1回戦総当たりのリーグ戦を行っています。

  • ニュージーランド
  • オーストラリア
  • 南アフリカ
  • アルゼンチン

この4か国は、毎年ホームアンドアウエーでザラグビーチャンピオンシップという大会を行っています。

 

シックスネーションズとザラグビーチャンピオンシップを統合して、リーグ・オブ・ネーションズに発展させる、というのが今回の構想です。

残りの2カ国とは

残りの2か国ですが、当初はフィジー日本が予定されました。

ティア1以外の国で、世界ランク上位のフィジー(9位)と日本(11位)に白羽の矢が立ったのです。

(世界ランクは20205月現在のものです。)

 

日本にとってはこれ以上ないチャンスです。毎年強豪国と試合させてもらえるのですから。

サッカーで言えば、ブラジル、ドイツ、アルゼンチン、フランスなどと毎年試合ができるのです。すごくないですか?

 

ところが、この計画は変更され、フィジーに代わりアメリカに参加してもらうという計画が報道されました。

理由は定かではありませんが、アメリカを入れた方が放映権料などの収益が見込める、という考えがあったようです。

 

 

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当然フィジーは反発します。せっかくのチャンスを奪われた形になりますし。

それにアメリカの世界ランクは5月現在で15位。フィジーより下です。

フィジーにとってはおもしろくありません。

 

これに、フィジーと同じ太平洋の島国であるサモアトンガが続きました。

これは差別だ。太平洋諸島の国が1つも入ってないじゃないかと。

(ニュージーランドはここでは除いてください。)

 

これを受けて、行動を起こした団体がありました。

PRPWという、太平洋諸島出身のプロラグビー選手約600人による選手会です。

 

PRPWは、フィジーなどの除外に抗議して、1つの声明を発表しました。

それが、「ラグビーワールドカップ2019日本大会のボイコット」だったのです。

 

実は、ほかにもリーグ・オブ・ネーションズ構想に抗議している人がいます。

 

国際ラグビー選手会の会長で、2018年のラグビー年間最優秀選手のジョナサン・セクストン選手が、この構想に反発しています。

彼の意見を要約すると、「ワールドラグビーは商業的になりすぎて、選手の負担を考えていない。強豪国と短期間で続けて対戦するのは疲労が蓄積して、健康面の問題がある。」ということです。

 

ワールドカップを目前にしてこの騒ぎです。

日本大会は開催されるのでしょうか?心配になってきました。

まとめ

今回は、

  • ラグビーワールドカップ2019日本大会をボイコットしそうな国とその理由
  • ラグビーワールドカップ2019日本大会をボイコットする可能性

について紹介しました。

 

スポーツ界でボイコットといえば、やはりオリンピックが有名です。

オリンピックはたびたび政治利用されました。

日本も、1980年のモスクワオリンピックをボイコットしたという苦い歴史があります。

ボイコットが決まり、無念の表情で記者会見を行う選手の映像を目にしたことがあります。

 

やはり、大会をボイコットすることはいけません。

大会を楽しみにしている世界のファンが悲しみますし、何よりも選手が報われません。

 

ラグビーワールドカップ2019が何事もなく行われることを信じています。

一生に一度かもしれない日本大会を楽しみたいですからね!!

 

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