こんにちは!
ポイントガードは、チームの中で最もアシストをするポジションです。
アシストとは、直接シュートに繋がるパスのことをいいますね。
パスを受けた味方がそのままシュートに行くためにはどのようなパスを出せばいいのでしょうか?
そこで今回は、
- バスケのポイントガードでアシストが上手くなるコツ
- バスケのポイントガードが中高生の部活ですべき練習方法
について紹介します。
タイミングやパスを出す場所など、パスをもらった人がシュートをしやすい状況を説明します。
また、試合でうまくアシストを決められるように、普段からできる練習方法も紹介しますね。
スポンサーリンク
目次
バスケのポイントガードでアシストが上手くなるコツ
アシストがうまくなるためには、味方がどのタイミングでどのようなパスをどこにもらいたいかを理解する必要があります。
いいパスをもらえると、シュートモーションへの切り替えを素早くできたり、シュートを成功させやすくなったりします。
もらいたいパスを確認しましょう。
ポイントガードがアシストを上手くするコツ!もらいたいのはどんなパス?
自分がパスをもらう側だとしたらどのようなパスがほしいですか?
例えばレイアップに向かいたいとしましょう。レイアップをしに行くために走ってボールを呼びます。
来たパスが頭上や足元だと取りにくいですよね?
ボールを掴んだとしても、レイアップをしやすい姿勢ではないですね。
また、自分の後ろにパスが来たら取れません。走っている自分よりも遠くに来るパスや、手を構えた場所ではない場所に来るパスは取りにくいです。
ミドルシュートの場合も同じです。今パスをもらってシュートを打てば得点を狙えると思うタイミングがありますね。
そのタイミングでボールを呼びます。
シュートをしようとするとディフェンスはチェックをしに来ますね。
ディフェンスがチェックをしに来るとシュートは失敗しやすくなるので、早めに打ちたいところです。
そう思っているのに、自分に届かない遅くて弱いパスや、構えた手からズレたパスが来ると、シュートまでに時間がかかってしまいます。
中にはボールのラインが気になる人もいますね。
アシストは、シュートする味方にとって1番取りやすいパスをしてあげることが重要です。
ボールが欲しい場所は場面ごとに違う
バスケには、多くの種類のシュートがありますね。
その中で中高生がよく使い、アシストをしやすいのはやはり、レイアップとミドルシュート、ゴール下付近でのジャンプシュートですね。
この3つでも、ボールをもらいたい場所は違います。味方の選ぶシュートごとに使い分けましょう。
①レイアップ
4Qのクック、ドリブルからシュートフェイクを入れ、ディフェンダーのコリンズは見事にひっかかった隙にレイアップ。 ベンチも驚き。 pic.twitter.com/bCKsgu81aC
— Warriors News (@gswarriors_j) 20205月19日
味方はゴールに向かって走りながらボールを呼ぶでしょう。
そのため、味方がいる場所へパスを出すと、ボールが近づく頃には味方の後ろにパスが行きます。
これでは取りにくいですね。動いている味方の少し前に出せば、ボールが着く頃にちょうどよくパスを受け取ってシュートに迎えますね。
味方がステップを踏み始める場所を狙って早めにパスを出しましょう。ボールの高さは味方の腰から胸にかけてです。うまく決まるととても嬉しいプレイですよ。
速攻やセットプレイ、ディフェンスの隙をついたプレイでよく起こるシチュエーションです。
「せっかくできたチャンス」の場面が多いので、確実に成功させたいですね。
パスでミスをしてしまわないよう、強く速いパスを意識しましょう。
また、どの場面でもチェストパスばかり使う人もいますが、意外とディフェンスに取られやすいです。パスの種類も見極め、使い分けましょう。
②ミドルシュート
ゴールから少し距離がある場所でのシュートです。
男子は頭上、女子は胸の位置からシュートモーションに入ることが多いです。
パスをもらってすぐにシュートモーションに入るためには、そのままシュートモーションに移れる場所にパスが欲しいですよね。
男子なら頭上、女子は胸を狙ってパスをしましょう。
外からシュートを打つということは、速攻ではないので近くにディフェンスがいますよね。
ディフェンスが3線に行くとノーマークになり、シュートを狙って呼ぶことが多いでしょう。
パスが入ればディフェンスは戻ってきます。チェックで跳ぶかもしれません。
ノーマークのうちに落ち着いてシュートをしてもらうために、的確な位置に素早くパスを出せるようにしましょう。
③ゴール下付近のジャンプシュート
ゴール下付近にいる場合、背が低い選手でも頭上からシュートを放ちます。男子でも女子でも共通です。
ディフェンスによるブロックを防ぐため、できるだけ高い場所から打ちます。
ゴール下付近では頭上にパスできるのが理想的です。
しかし、自分にぴったりと張り付いているディフェンスがいたり、パスを出す味方についているディフェンスがスティールを狙っていたりするときは、オーバーヘッドパスでは失敗することが多いです。
この場合は、無事に味方にボールを届けることを考えてバウンズパスを使いましょう。
バウンズパスの場合はボールは腰から胸の位置に届きますが仕方ありません。
攻撃できない上に相手ボールになってしまうよりは、パスが少し下に来てしまったという方がいいですよ。
シチュエーションごとに、味方のどこにパスを出せばいいかを考えましょう。
バスケはテレパシーを使って行う競技ではありません。声を出さなければ、どれだけ理解し合っているチームメイトでも伝わりません。
パスが欲しい人は欲しいタイミングで呼ぶ、パスを出す人は渡す相手を呼ぶ、アイコンタクトをとる、などのコミュニケーションをしなければなりません。
タイミングがわからないのはチームとして声が出ていない証拠です。
ボールがほしい人が呼び、呼ばれたらパスを出す、という動きができていればアシストもうまくいきますよ。
スポンサーリンク
バスケのポイントガードでアシストが上手くなるために中高生の部活ですべき練習方法
試合でちょうどいい場所にパスを出すためには、どのような練習をすればいいのでしょうか?
普段の部活ですべき練習を紹介します。
基本のパス練習
まずは対面パスや三角パスでパスの精度を上げましょう。
手首のスナップを利用する、パスを出す方向に足を出すなど、基本的なことを意識して行うことが大事です。
できて当たり前だと思っていると段々と雑になってしまいますね。
そうするとパスの精度が上がることはありません。基礎を丁寧に行えばしっかりとした土台ができあがるはずです。
パスの練習では、止まった状態でパスをして終わったら動く対面パスと三角パスのほか、動きながら行う四角パスもありますね。
小学校のミニバスの練習でも取り入れられるほど基本的なものですが、高校でも基礎練習として行なっているところもありますよ。
チェストパス、バウンズパス、オーバーヘッドパスの3つが試合でよく使うパスですね。
パス練習の際はこの3つは必ず行いましょう。
タップパスやハンドオフも使う頻度が高いパスです。余裕があれば取り入れてみましょう。
ランニングシュート・2メン・3メン
走っている人に向かってパスを繰り返し、最後はそのままレイアップに行くという練習です。
レイアップのためのアシストのほか、動きながらのパスの練習にもなります。
ステップを踏み始めるタイミングでステップを踏み始める場所へパスを出すという感覚を掴みましょう。
ハーフコートで行うランニングシュートは試合前のアップやハーフアップでもできますね。
高校でも、県でベスト4以上のチームになっても行われている練習です。声も出しやすい練習なので、試合前に士気を高める意味でもちょうどいい練習ですよ。
2メン、3メンはバスケをしている人なら聞いたことがあるほど有名ですね。
練習をするにあたり、「全員で◯本連続in」などのノルマがあるチームがほとんどでしょう。
私ももちろんその辛さはわかっています。失敗できないと思うと余計にミスをしてしまいますよね。
しかし、それは試合でも同じことです。試合でシュートを外せば得点は得られず、最悪の場合相手ボールになってしまいます。
パスやキャッチのミスはターンオーバーに繋がりますね。
試合と同じような緊張感を持って練習することができる内容になっているので、集中して行いましょう。
本番のようにやった練習でできたことは、本番になったら成功しますよ。
ミートシュート
両サイドの45度、90度の位置でのシュート練習です。
練習の趣旨は、パスに向かってミートをして1,2のステップでシュートモーションに入りシュートするというものです。
そのため、シュートをしっかりやればいいと思ってパスが雑になる人が多い傾向があります。
しかし、実はこのパスが試合ではアシストになっているのです。
丁寧に、相手のほしいと思っている場所へパスをしましょう。また、シュートを打つときにボールのラインが気になる人もいます。
自分の手に沿って持ちやすい場所があるのです。パスを受けたときに瞬時にボールを回して持ち替えてからシュートする人がいますのでよく観察してみましょう。
持ちやすいラインがずれるとシュートが打ちにくく感じ、外してしまうのです。
その人が持ちやすいようにパスができれば最高ですね。
ゲーム形式
ゲーム形式の練習は実際の試合を想定しやすいですね。
オフェンスもディフェンスも動きます。
どのように動けばディフェンスに隙ができるのか、その隙にうまく飛び込んでパスをすることができるのか、考えながらやってみましょう。
うまく決まったプレイがあれば、そのまま試合に生かすこともできますね。
ポイントガードは速攻のとき、ボールをもらいに行くこともあれば1番最初に走り出してレイアップを狙うこともあるでしょう。
ディフェンスやオフェンスの動きを見ながら対応したいですね。速攻でレイアップを狙うときはほとんどノーマークです。
確実に決めるために落ち着いてシュートしましょう。
ボールの呼び方やパスを出す合図なども考えやすくなりますね。
練習では「はい!」と呼んでいたけど試合になるとわかりにくい、聞こえないなどの問題が出てくるかもしれません。
手を叩いたり、ボールを持っている人の名前を呼んだりと、ボールの呼び方はたくさんあります。
パスを出すときは、パスをする前に合図を送りましょう。
パスをしてから呼んで、気づいたときには目の前にボールが来ていたから取れなかったという失敗もよく見ます。
パスをしたい相手の名前を呼ぶのが1番いいですよ。
まとめ
今回は、
- バスケのポイントガードでアシストが上手くなるコツ
- バスケのポイントガードが中高生の部活ですべき練習方法
について紹介しました。
・味方がもらいたいパスをしましょう。
・シチュエーションごとにパスのタイミングともらいたい場所を確認しましょう。
・基礎を固めましょう。
・パスを出す側ともらう側でお互いに声を出すことが大切です。
アシストは味方がシュートに行くためのパスです。味方のシュートに直接関わるパスだということを忘れてはいけません。自分勝手なパスでは味方のシュートをアシストすることはできませんよ。味方のことを考えてパスを出すことを心がけましょう。「このボールを託す!」という思いでパスを出せば、きっと味方にもその意志は伝わりシュートを成功させてくれることでしょう。
スポンサーリンク