こんにちは!
バスケのマネージャーになると、練習中にタイマーを使う仕事のほかに、ゲームや大会のテーブルオフィシャルでのタイマーの役割がありますね。
バスケのルールを覚えればタイマーを使いこなせるようになりますが、バスケのルールは複雑です。
タイマーを止めたり流したり、最初に止めたときと同じ状況なのに止めてはいけなかったりと、バスケ初心者にとってはとても難しいものです。
そこで今回は、バスケマネージャーが覚えるべき基本的なタイマーの使い方と、試合中のタイマーのルールを解説していきます。
試合でタイマーを間違えないようにできるポイントもお話ししますね。
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目次
バスケマネージャーが覚えるオフィシャルタイマーの使い方をわかりやすく解説!
タイマーの機械にはいろいろな種類がありますよね。
学校で使っているものと大会で使っているものが違って戸惑ったことがある人もいるのではないでしょうか?
しかし、使い方はどの機械でも同じです。基本的な使い方を解説します。
タイマー計の使い方
タイマーにはいくつかの機能があります。
タイマーを動かしながら得点を入れられる、
- バスケやバレー用の機能
- ボクシング用の機能
- シャトルランができる機能
のついたものもあります。
まずはこの機能をバスケ用のものにセットしましょう。
カウントアップ/カウントダウンのボタンを押すと切り替えができるので、カウントダウンに設定しましょう。
試合時間は、
- ミニバス⇒6分
- 中学校⇒8分
- 高校以上⇒10分
で、試合が始まる直前にこの試合時間にセットします。
テーブルオフィシャルでは、試合前のアップや各ピリオドの間のインターバル、ハーフタイムも全てこのタイマーを使います。
選手や審判のほか、観客や試合を控えたチームも見るものなので、正確さを心がけましょう。
テーブルオフィシャルに入ったときにストップウォッチがある場合、タイムアウトもタイマーで行います。
ストップウォッチを使って1分を計測し、50秒経過時と1分経過時の合図のブザーを鳴らします。
タイマーには+1分、+1秒、−1分、−1秒のボタンがありますね。
セットや訂正はこのボタンを使って行います。試合中に止めるタイミングを間違えると審判から指示があります。そのときは審判に従って訂正しましょう。
タイマーの24秒計の使い方
バスケ用の機能にすると、タイマーと24秒計、得点の全てを一台の機械で使えるようになります。
どのタイマーでも基本のボタンの配置は、真ん中にタイマーと得点、右側に24秒計というようになっています。
そしてリセットボタンと14秒ボタンがあるはずです。
リセットボタンを押すと24秒に戻り、14秒ボタンを押すと14秒になります。
スタートボタンを押さなくてもリセットボタンを押すと自動的に24秒計のカウントダウンが始まります。
止めたいときはストップボタンを押すと24秒計が止まります。止めた際、審判から24秒計への指示があればそれに従って残り秒数の調整をしましょう。
24秒計付近にある+1ボタンで+1秒、−1ボタンで−1秒にすることができ、リセットボタンは長押しすると24秒計の表示が消えます。
何も表示してはいけないときは長押ししましょう。
小学校などのミニバスのルールでは、24秒ではなく30秒です。バスケでもミニバスでも使えるようにできているので、切り替えボタンを使って24秒にセットしましょう。
試合中のタイムアウトは24秒計を使うことがほとんどです。
テーブルオフィシャルに入った際にストップウォッチが置かれていなければ24秒計で1分を計測します。
また、50秒経過時には、タイマーについているブザーを鳴らして合図しましょう!
タイマーの得点の使い方
得点のボタンは+1が2つ、−1が2つありますね。
得点のあったゴール側の+1ボタンを押して点数を入れます。
フリースローなら1回、2ポイントなら2回、3ポイントなら3回押します。
間違えた時は−1ボタンで訂正することができます。
バスケは試合の流れが速いので、得点があったときはすぐに点数を入れて表示させなければなりません。また、どこかで間違えてスコアシートとのズレが生じると試合を中断して話し合いが始まります。
シュートが成功しても点数にならない場合もありますね。ファウルのコールが起こったときです。
また、スリーポイントラインを超えているか踏んでいるか見えないことがありますね。
シュートは入ったけど得点はどうすればいいか迷ったことはありませんか?しかし、審判を見ていれば迷うことはありません。
得点が入ったか入っていないかを決めるのはテーブルオフィシャルではなく審判です。
審判が得点を認める合図をした際に、審判が指示した点数を入れます。
審判が2人の場合、得点を認める合図をする審判はセンターラインに近い方にいる審判です。エンドライン付近の審判は得点の合図はしません。
シュートが成功したとき、審判が人差し指だけを立てて「1」の合図をしていたら1ポイント、ピースサインは指が2本なので2ポイントです。
スリーポイントの場合、スリーポイントエリアからシュートを放った瞬間に親指、人差し指、中指の3本を立てて右腕を挙げます。
スリーポイントシュートを打ちましたという合図です。シュートが決まれば指を3本立てたまま両腕を挙げます。スリーポイントシュートを認めますという合図です。
審判の動きに合わせて得点を入れていけば間違えはなくなります。
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タイマーのスタートと止めるタイミング
試合中はタイマーのスタートとストップを繰り返します。
スタートとストップのタイミングについて、ルールを追いながら解説しますね!
タイマーのルール
まずはバスケのルールブックに記載されている時間に関するルールを見てみましょう。
ルールブックは少し難しい言葉が使われているので簡単に説明しますね。
まずはタイマーをスタートするタイミングです。
それは、
- ジャンプボール時、ジャンパーがボールをタップした瞬間
- 最後のフリースローがはずれ、コート内のプレイヤーがボールに触れたとき
- スローインをして、コート内のプレイヤーがボールに触れたとき
止まっていたタイマーを動かすタイミングは上の3つです。
ポイントとしては、コートにいる選手がボールに触れたときがスタートのタイミングですね。
次にタイマーを止めるタイミングを確認しましょう。
- 各ピリオドの試合時間が終わったとき
- 審判が笛を鳴らしたとき
- タイムアウトを請求していたチームの相手チームに得点が入ったとき
- シュートが入った後、スローインが始まる前にタイムアウトを請求されたとき
- 第4ピリオドと延長の最後の2分間でシュートが成功したとき
バスケでは審判が笛を鳴らすときというのは、ルール違反やファウルが起こったとき、妨害が入ってゲームを進めるのが危険なときです。
審判の笛が鳴ったらタイマーを止めましょう。
シュートが入ってもタイマーは流しておきます。
しかし、第4ピリオドと延長では、残り2分を切ったらシュートが入るたびにタイマーを止めます。
タイマーを間違えないポイントとして、審判を見ましょう。審判は笛を鳴らすだけではありません。
審判が肘を真っ直ぐに伸ばして手を挙げているときは時間が止まるときです。いろいろな試合を見てみてください。
ジャンプボールやスローインの際に手を挙げている審判がいますね。手を挙げている間は時間が止まっています。
ジャンプボールでジャンパーがボールをタップしたとき、スローインでコート内の選手がボールに触れたとき、審判は手を降ろします。
タイマーをスタートさせる合図です。
テーブルオフィシャルでは、審判が手を挙げているときはタイマーの人も手を挙げましょう。
試合前のタイマーの仕事として、ゲーム開始前とハーフタイム、インターバルの計測と合図があります。
計測時間とブザーのタイミングをまとめましょう。
- ゲーム開始前10分前からの計測とゲーム開始前3分前と1分30秒前の合図
- 第1ピリオド終了後2分間のインターバルの計測と第2ピリオド開始30秒前の合図
- 10分間のハーフタイムの計測と第3ピリオド開始前3分前と1分30秒前の合図
- 第3ピリオド終了後2分間のインターバルの計測と第4ピリオド開始30秒前の合図
合図は、審判とチームに時間を教える役割があるので忘れないようにしましょう。タイマーはゲームを進める上でとても重要な役割です。
24秒計のスタートと止めるタイミング
バスケは試合の展開が速いので、24秒計は試合の流れに対応していかなければなりません。
またバスケには、
「残り0.1秒か0.2秒であれば直接タップか直接ダンクでなければ得点を認めない」
「残り0.3秒であればボールを一度掴んでも素早く打てば得点を認める」
というルールもあります。
タイマーと24秒計は0.1秒単位でミスができない役割です。24秒計はタイマー以上に難しさがあるので、ルールをしっかり確認しましょう。
24秒計のルール
24秒計の操作は、
- タイマーをスタートさせる
- タイマーをリセットして何も表示しない
- タイマーを止めるがリセットはしない
の3種類があります。操作方法ごとにルールを確認しましょう。
まずは24秒計をスタートさせるタイミングをまとめます。
- オフェンスになったチームがコート内でボールをコントロールし始めたとき
- スローインされたボールがコート内のプレイヤーに触れたとき
24秒計のスタートはコート内でプレイヤーがボールに触れたときです。
リバウンドやスティールによって攻守が入れ替わったら、すぐに24秒にリセットします。
次に、24秒計をリセットし、何も表示しない場面をまとめます。
- シュートが入ったとき
- ボールがリングに当たったとき
- オフェンスのファウルやバイオレーションがあったとき
- フリースローのとき
- ジャンプボールシチュエーションになり、直前までディフェンスだったチームのスローインになったとき
ボールがリングに当たったらリセットし、何も表示しませんが、そのボールをコート内のプレイヤーがコントロールしたらすぐに動かし始めます。
オフェンスチームのリバウンドでは14秒、ディフェンスチームのリバウンドは24秒にリセットです。
ボールがリングとボードの間に挟まったり、乗ったりしてしまったときはジャンプボールシチュエーションになります。そのときはリセットせずに止めましょう。
では次に、24秒計は止めるがリセットはしないというタイミングを見て行きましょう。
- ボールがコート外に出たとき
- オフェンスプレイヤーの怪我などで審判がゲームを止めたとき
- ジャンプボールシチュエーションになったとき
- ダブルファウルが起こったとき
- 審判が罰則を取り消したとき
例えばドリブル中にスティールされそうになり、ディフェンスがボールに触れてからボールがコート外に出たとします。
コートから出る前に最後にボールに触ったのはディフェンスプレイヤーなので、オフェンスチームのスローインですね。
この場合は24秒は止めるだけでリセットはしません。スローインが終わったら継続でスタートさせます。
ディフェンスチームのスローインのときは止めてリセットします。
リバウンド以外でも14秒からスタートになる場面があります。
オフェンスが攻める側のリングがあるコートをフロントコートといいます。
フロントコートでのアウトオブバウンズからスローインがあるときです。
操作方法は以下の通りです。
- 24秒計が14秒以上のときは24秒計を止めるがリセットしない
- 24秒計が13秒以下のときは24秒計を止めて14秒にリセットする
フロントコートでアウトオブバウンズが起きた時は、まず24秒計を止めましょう。
そして秒数を確認し、継続でスタートなのか14秒からスタートなのかを判断しましょう。
最後に、試合中に24秒計の電源を切るタイミングを説明します。
アウトオブバウンズが起こり、ディフェンスをしていたチームのボールでスローインするときや、シュート成功後でタイマーが止まっているときなど、攻守交代のときにタイマーが止まっている場面があります。
このとき、タイマーの残り時間が24秒未満のときは電源を切ります。
タイマーが24秒未満になっているのに24秒のバイオレーションが起こることはないので、24秒をカウントする必要がないからです。
しかし、シュートされたボールがリングに当たり、オフェンスがリバウンドを取ったときにタイマーの残り時間が14秒以上のときは、14秒でスタートさせなければなりません。
バスケはルール変更が多い競技です。24秒のルールは変わることが多いので変更のたびにしっかりと確認するようにしましょう。
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まとめ
タイマーについてまとめますと、
- オフィシャルタイマーはバスケ用の機能にし、バスケの試合ができるようにセットをします。
- 得点は審判のジェスチャーを見て確認します。
- タイマーを止めるのは審判が笛を鳴らしたときで、手を挙げているのが合図です。
- 24秒計は場面ごとに判断が必要です。
バスケのルールを把握しましょう。
慣れてくればほかのことに目を配りながらでもタイマーを操作することができる余裕が生まれます。
何度も練習をして、正確にタイマーを操作できるようにしましょう。
また、審判のジェスチャーも覚えましょう。
バスケではタイマーや24秒計以外でも、ジェスチャーを見て判断する場面は多くありますよ。
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