こんにちは!
バスケットボールでは試合の流れを記録するためにスコアシートをつけます。
スコアは、自チームの試合があるときとテーブルオフィシャルズになったときにつけるもので、バスケ関係者なら書けなければいけないものです。
ルールを理解するのと同じくらい理解していなければなりませんが、できない人は意外と多いものです。
審判をしていると、スコアはつけられるけど締められないという人もよく見かけます。
マネージャーは自チームの試合では必ずスコアをつけますよね。
テーブルオフィシャルに入ったときも、選手はタイマーやファウルを担当することが多いのでスコアを任されることはよくあるでしょう。
そこで今回はこのスコアシートについて、
- バスケ部マネージャーのスコアシートの付け方・書き方
- 試合後の締め方
を解説していきます。
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バスケのマネージャーに関してはこちらの記事でも紹介しております。合わせてお読みください。
目次
バスケ部マネージャーのスコアシートの付け方を初心者向けにわかりやすく解説!
一般に使用されているタイプのスコアシートについて説明します。
こちらのスコアシートはJBAで定められている公式のスコアシートで、テーブルオフィシャルに使用されるのもこのスコアシートです。
バスケ部マネージャーの試合前の準備
まずはスコアを書くために必要な物を準備します。次の物を用意してください。
- 黒ペン
- 赤ペン
- 定規
- スコアシート
これらを準備したら、試合開始前に書いておきたい場所があります。画像の色付けしてある場所を書きましょう。
- 大会名、No.、日付、場所
- チーム名
- 選手名
- 背番号
- スターティングメンバー
チーム名は、Aがホームチームです。ホームチームのない大会はトーナメントの番号が小さい方がAです。
選手の名前を書いたら、キャプテンの名前の後ろに(CAP)と記入します。
各コーチの確認を受け、コーチのサイン欄にサインをもらいます。自チームの試合でスコアを書いているときはこの作業はいりません。
スターティングメンバーが揃ったら、「Pl-in」の欄に黒ペンで×をつけていきます。さらに赤ペンを使って×を◯で囲みます。
事前準備はここまでで終了です。
試合の途中、交代で出場してきた選手は「Pl-in」欄に×だけを書きます。
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バスケ部マネージャーがスコアを書くときのルール
スコアシートは赤と黒のペンを使い分けます。
- 第1ピリオド→赤
- 第2ピリオド→黒
- 第3ピリオド→赤
- 第4ピリオド→黒
- 延長→黒
- ゲーム開始前の準備→黒
- ゲーム終了後の締め→黒
JBAで公式に定められていることなので間違えないようにしましょう。
スコアシートの個人ファイルとチームファウル
ファウルの種類は大きくわけると4つあります。ファウルの種類によって使うローマ字が変わります。
- パーソナルファウル→P
- ディスクォリファイングファウル→D
- アンスポーツマンライクファウル→U
- テクニカルファウル→T
これらを使い分ける必要があるので、ファウルがあったときは審判をよく見ていましょう。審判のポーズで見分けられます。
個人ファイルはPl-inの右側の欄です。
ファウルがあったときは、ファウルをした人の名前があるファウル欄にローマ字を書いていきます。
さらに、ローマ字のほかに数字が使われる場合があります。フリースローがつくファウルがあったときです。
このときは、ローマ字の右下にフリースローの本数を書きます。
各ピリオドが終了するごとに、個人ファイルを書いた欄を囲んでいきます。
囲むときに注意したいことは、一マス全てを四角く囲むのではないということです。
一番左の太い線はなぞらず、細い線だけをなぞります。2ピリオド目以降は、1ピリオド目ですでになぞった線の上はなぞりません。
真ん中にはチームファウルの欄がありますね。これはチームについたファウルの数なので、個人ファイルが出るたびに数字の上に×を書いていきます。
チームファウルはピリオドごとにリセットされます。
1ピリオド目で4まで×をつけたけど5回目のファウルがあったからといって2ピリオドの方に×をつけ始めてはいけません。4まで×をつけたらチームファウルへの記入はやめましょう。
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スコアシートのタイムアウトについて
タイムアウトを取ることができる回数は、前半2回、後半3回、各延長時間で1回ずつです。
タイムアウトを書くところは、前半と後半、延長のとれる回数に合わせて太線で区切ってありますね。
タイムアウトがあったときは、タイムアウトをとったチームの欄にゲームの経過時間を書いていきます。タイマーには残り時間が書いてあるので、そのまま書かないようにしましょう。このときは各ピリオドの色に合わせてペンを使います。
《例》
- 残り時間6:19→4
- 残り時間0:48→10
記入するときは枠に左から詰めて書きます。各ピリオドで使わなかった枠には二本線をひきましょう。これは黒ペンです。
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スコアシートの得点の記入
得点の欄は大きくわけて4列ありますね。その1列の中でさらに4列にわけることができます。
1〜150の数字は点数を表しています。A列にはチームAの得点、B列にはチームBの得点を書きます。
得点が入ったときは、シュート成功後の得点の数字にあたる欄に次のことをしてください。
- フリースロー成功時→●で塗りつぶす
- 2ポイントシュート成功時→斜線(/)
- 3ポイントシュート成功時→斜線(/)
得点の隣の空欄にはシュートを入れた選手の背番号を書きます。
また、スリーポイントシュートの成功時は、得点を入れた選手の背番号を◯でかこみます。
ピリオドが終わるごとに、そのピリオドの最後の得点を◯で囲みます。そして最後の得点とシューターを記入したマスの底辺にあたる部分に横線をひきます。
上部中央の得点記入欄には各ピリオドごとの点数と最終的な合計点数を書きます。
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バスケ部マネージャーが覚える試合終了後のスコアシートの締め方
試合が終わり、いよいよ締めの作業です。締め方を説明します。
全て終了したら色の付いている部分に不備がないかを確認してくださいね。
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スコアシートのファウルの締め方
個人ファイルの欄は1人5個ありますね。5ファウルで退場した人以外はマスが余っているはずです。
使わなかったマス全てに横線をひきましょう。試合に出なかった選手、コーチの欄も同様に横線をひいてください。
チームファウルは特に何もありません。
スコアシートの得点の締め方
各ピリオドごとの終わりに横線が引いてあること、各ピリオドの最終得点を◯で囲んであるかを確認してください。
そして、各チームで使用しなかった点数のある列に斜線をひきます。このときの斜線は左上から右下に向けてひきます。
サインをもらう
自チームの試合ではなくテーブルオフィシャルズに入ったときにやることです。
全ての記入が終わったら、
- アシスタントスコアラー
- タイマー
- 24秒計オペレーター
にサインをもらいます。
その後主審が点検をし、間違いや不備がなければ審判がサインをしてくれます。
テーブルオフィシャルズのスコアラーの仕事はここまでです。
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まとめ
今回はこのスコアシートについて、
- バスケ部マネージャーのスコアシートの付け方・書き方
- 試合後の締め方
を解説していきます。
ペンの順番はピリオドごとに赤→黒→赤→黒です。
タイムアウトは経過時間を書きます。各ピリオドの終了ごとに、枠を囲んだり数字を囲んだりということができれば最後の締め作業が少し楽ですよ。
これが一番簡単な一番基本的なスコアです。
学校によっては、選手のシュート率やシュートを打った場所などの把握のために複雑な紙のスコアシートやiPadのスコアを採用しているところもあります。
それらは試合のスピードについていくことが難しいことがありますが、基本のスコアシートは慣れてしまえばミスなくつけられるようになりますよ。
書き方を覚えたら普段の練習のゲームのときなどを使って練習してみてくださいね。
試合展開の速さにも慣れていくので、試合を見ながら練習することが上達への一番の近道です。
バスケのマネージャーに関してはこちらの記事でも紹介しております。合わせてお読みください。
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