こんにちは!
バスケのポイントガードは、コート上で味方を動かして得点を狙うという重要なポジションです。
司令塔と呼ばれているところが重要性を強調していますね。
指示を出す上で必要なものは「広い視野」です。
状況を把握せずに指示を出しても攻撃は決まりません。
コートにいる味方とディフェンスの状況、タイマーと24秒の時間を把握するために、視野を広げたいですよね。
また、うまく味方を動かしたつもりでもディフェンスが近くにいるときなど、パスを出していいものか、どの種類のパスを使うべきかと悩むこともあるでしょう。
そこで今回は、
- バスケのポイントガードで視野を広げるコツや方法
- バスケのポイントガードで視野を広げる初心者から出来る判断力トレーニング
について紹介していきますね。
展開の速いバスケでは、一瞬の迷いがチャンスを潰します。瞬時に判断できるようにしたいですよね。では、ポイントガードが視野を広げる方法や判断力を身につけるトレーニングについてお話ししていきます。
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目次
バスケポイントガードの視野を広げるコツと方法
普段から視野を広げておかないと、試合になったときにいきなり広範囲を見るなどできません。
試合でないときでも広い視野を持つように意識してみましょう。
ポイントガードが視野を広げるコツ
視野を広げるには普段からの意識が必要ですが、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。
視野を広げるコツは大きく2つあります。
①全体の把握
試合中にポイントガードが把握しなければいけないものはなんですか?
コート内にいるディフェンス、オフェンスだけではありませんね。
- タイマー
- 24秒計
- 得点
も視野に入れなければいけません。
しかし、一度に全てを見るのは不可能です。
指示を出して攻撃をするために常に視野に入れて把握しなければならないのはコート内のディフェンスとオフェンスですね。
タイマー、24秒計は、オフィシャルタイマーを見た一瞬で確認しましょう。
そして頭の中でカウントダウンします。だいたいでかまいません。
それだけでも残りの時間の目安が把握できるので、どのような攻撃をするかの選択がしやすくなります。
得点は、オフィシャルタイマーを見たときに確認する程度でいいですよ。
②焦点をずらす
一箇所を見るとそこだけしか見えないですよね。少しだけ焦点をずらしてみましょう。
突然ですが、1on1をしている選手を見ている審判の目線を知っていますか?
審判は常にコート内の10人を視野に入れていなければなりませんが、そうするとバイオレーションやファウルが起きてもわかりません。
常に10人を視野に入れつつ、バイオレーションやファウルが起こりやすいボールマンとそのディフェンス、ペイントエリア付近を見るために、焦点をずらしています。
1on1をしている選手を見る審判は、ボールマンとそのディフェンスの間の空間を見ています。
そうすることで、常に10人が視界に入っている状態にしつつ、バイオレーションやファウルが起きた時の状況もわかるのです。
もしボールマンだけを見ていれば、ファウルが起きてもどのようなファウルだったかがわかりません。
ペイントエリアで3秒ルールを破った選手がいても気づかないでしょう。
ポイントガードも同じです。センターに動いてほしいと思ってセンターだけを見ているとほかの場所は見えていません。
少し焦点をずらして引いて見てみると全体が見えてきます。
ポイントガードが視野を広げるコツは、タイマーと24秒は頭の中でカウントダウンしながら、焦点をずらしてコート全体を見るということですね。
ポイントガードの視野を広げる方法
コツを抑えてもうまく周りが見えない人もいるでしょう。困ったら声を出してみるといいですよ。
気づいたことを声に出してみましょう。
- 「あと◯秒だよー!」
- 「△点差だよ追い上げよう!」
- 「◯◯下がって!◻︎◻︎はスクリーン!」
など、試合中に言えることはたくさんあります。
こうして声を出す中で自分が言えなかったもの、頻度の少なかったものはあまり見えていないと気づけるかもしれません。
また、ゲーム形式でない普段の練習からも周りを見て声に出す癖をつけましょう。
「◯◯がんば!」など、内容はなんでもいいです。
周りを見る癖がついていれば、試合では自然とできます。
バスケはチームスポーツなので、声はとても大切ですね。
声を出すことでチームの士気も高まるでしょう。
自分が言った「がんば」に乗って、チーム全員でお互いに「がんば!」と言い合えるようになると、チームの雰囲気もとてもよくなります。
周りを見て声に出すことで、視野を広げる練習にもなる上にチームの士気も高めることができます。
「司令塔」という意味でも、ポイントガードが中心になってチームがいい方向に進んで行くのは、いいポイントガードである証拠でもあるでしょう。
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ポイントガード初心者からできる判断力トレーニング
視野を広げることができたとしても、判断ができなければ攻撃を成功させることはできません。
コート上の選手の動きを把握した上で指示を出し、隙をついて味方が飛び込んだとしましょう。
パスを入れられればシュートができるからパスを出したい、しかし間にはディフェンスがいるから取られるかもしれない、そう考えた一瞬でチャンスを逃してしまいます。
チャンスをものにするための判断力を身につけましょう。
ポイントガード初心者が判断力を身につけるためには?
試合中に瞬時に判断するために必要なことは「予測」です。
こう動いたらディフェンスはこう動くだろうと常に予測するようにしましょう。
ポイントガードは適当に指示を出しているわけではありませんね?
動くことによってできる隙を狙って味方を動かしています。それなら、動かす前に予測ができているはずです。
味方を動かすことによってディフェンスがどのような動きをするかもわかっていることでしょう。
あとは迷わず自信を持ってプレイするだけです。チームの司令塔であるポイントガードに自信がないとチームメイトはポイントガードについていけませんよ。
1通りしか予測していないなら、いくつかの予測を立てるようにしましょう。
相手は人間です。想定外の動きがあり得ます。予測が外れると判断に時間がかかってしまいますよね?
そうならないためにも、いくつかの予測を立てながらプレイしましょう。
3人組で判断トレーニング
3人いれば簡単にできる練習です。
2人はオフェンス役、1人がディフェンス役になります。オフェンスは対面パスができるくらいの距離をとって立ちましょう。
2人の間にディフェンスが立ちます。
間に立ったディフェンスが両手を挙げたらバウンズパス、手を下ろしたらオーバーヘッドパス、近づいてきたらドリブル、というように、ディフェンスの動きを見ながら動きましょう。
試合になったとき、瞬時にパスの種類を選択できたり、パスよりもドリブルやシュートの方が安全だと判断できたりということができるようになります。
より試合に近づけて練習するなら、オフェンス役はポイントガードとセンターの位置、ポイントガードとシューティングガードの位置など、その選手に合ったポジションでやるのもいいでしょう。
試合を意識しやすくなりますよ。
まとめ
今回は、
- バスケのポイントガードで視野を広げるコツや方法
- バスケのポイントガードで視野を広げる初心者から出来る判断力トレーニング
について紹介しました。
ポイントガードの視野についてまとめると、オフィシャルタイマーを見た一瞬で、残り時間と24秒、得点を確認します。タイマーと24秒は頭の中でカウントダウンします。少し焦点をずらして全体を把握します。
声を出すことで、視野を広げながらチームの士気を高め、次の動きをいくつか予測しておきます。
視野を広げるのは、その試合のときだけ頑張ろうとしてもできるものではありません。
普段から意識するようにしましょう。足元やボールを見ながらドリブルしている人は、視野を広げようとしても床と足しか見えませんね。
まずは顔を上げましょう。コート全体を把握して、最善のプレイを選択し、指示を出して得点に繋げられるように頑張ってくださいね。
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