ラグビーWC前にサンウルブズとウルフパックを両立させる意味は?メリットとデメリットも

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こんにちは!

 

毎週日曜日の朝、サンデーモーニングというテレビ番組があるじゃないですか。

関口宏さんが司会で、張本勲さんが「喝!」とかいうあれです。

 

張本さんが出演しているのは、番組の1つのコーナーである「週刊御意見番」です。

直近1週間のスポーツのニュースを扱っています。

張本さんはプロ野球の偉大な記録を持つ選手だったので、野球の話題がほとんどですね。

 

しかし、あのコーナーは、意外にラグビーを多く取り上げてくれます。

スーパーラグビーのサンウルブズは、試合結果だけでも毎試合伝えてくれるのです。ラグビーファンにはありがたい。

 

サンウルブズの今シーズンの戦いが終わったところです。

残念ながら2勝14敗という成績でした。

 

こういった数字なので、張本さんのコメントが想像できませんか?

「残念だねぇ」「だらしないがないねぇ」「もうちょっと頑張ってもらいたいね」

今シーズンはずっとこんな感じでした。

 

しかし、私は言わせてもらいたい。

「違う、今年は仕方がないんだ!!」

どう仕方がないかは、これから説明しようと思います。

 

今回は、サンウルブズとその兄弟チームといえるウルフパックを両立させる意味、そのメリットとデメリットを紹介します!!

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目次

サンウルブズがスーパーラグビーに参戦する理由とは?

ラグビーワールドカップを始めとする15人制ラグビーは、長らくアマチュア主義を貫いていました。

しかし、1995年にプロ化を解禁することが決まりました。

第3回ラグビーワールドカップの大会前のことです。

 

翌1996年に、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3か国12チームによるプロリーグ「スーパー12」が発足しました。

以降は参加チーム数の増加に伴い、「スーパー14」「スーパーラグビー」と名を変え、今に至ります。

 

スーパーラグビーにチームを送っているニュージーランド、オーストラリア、南アフリカはすべてラグビーワールドカップで優勝している国です。

当然ながら、リーグのレベルは世界最高峰になりますよね。

 

そこに、日本ラグビーフットボール協会が目を付けます。

スーパーラグビーに参加すれば、レベルの高いチームと試合ができると。

国同士のテストマッチは、相手国の要望とかタイミングとかあって、なかなか強豪国と試合させてもらえません。

アジアの中では、日本がダントツでランキング上位、せいぜい香港と韓国ぐらいしか相手になりません。

それで、スーパーラグビーに参戦することを長年希望していました。

 

希望はかなえられて、2016年シーズンより、日本のチームが参入することとなります。

太陽(日の丸のイメージ)+オオカミ(集団で狩りをする習性から)で、サンウルブズというチーム名になりました。

 

同じく2016年、アルゼンチンもスーパーラグビーに名乗りを上げます。

海外のクラブに散っていた選手を呼び戻して、ジャガーズというチームに集めました。

ジャガーは、アルゼンチンラグビー協会のエンブレムのモチーフになっています。

(しかし、ラグビーアルゼンチン代表は「ロスプーマス」と呼ばれます。誰かがジャガーとピューマを間違えてそのままになったらしいですね。)

 

アルゼンチンも、日本と同じ考えがありました。

ほぼアルゼンチン代表といえるチームをスーパーラグビーで試合させる。

そして、ジャガーズ=ロスプーマスを強くする。

 

これは成功しているといえます。

2018年のザラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗)では、オーストラリアと南アフリカから勝利を挙げています。

 

そして、サンウルブズ≒日本代表にも、成果が表れます。

  • 2016年、スコットランドとの2連戦で13-26、16-21と惜しい2連敗
  • 同年、ウェールズにアウェーで惜しくも30-33と3点差負け
  • 2017年、フランスにアウェーで23-23の引き分け
  • 2018年、イタリアと2連戦で34-17、22-25と1勝1敗
  • 同年、ニュージーランドに31-69と完敗するも、5トライを奪う

と、ティア1相手にこれだけの結果が出ていますね。

ウルフパックを立ち上げた意味とは?

ラグビーワールドカップの開催年となった今年の2月、ウルフパック結成が発表されました。

日本代表候補選手を集めて、国内合宿と、ニュージーランドとオーストラリアで練習試合を行うものです

 

ウルフパックとは、オオカミの群れを表す言葉です。

オオカミが群れとなって狩りをする、まさに日本代表とサンウルブズのチームカラーを表していますね。

 

2月の結成後、ウルフパックは東京都内で合宿を始めました。

器具を使うなどしたフィットネス中心のトレーニングでした。

この時期にとことん追い込んで、大会期間にフィジカルを上げていくわけですね。

 

2月下旬より、ニュージーランド・オーストラリア遠征に出発します。

ラグビーの本場でトレーニングをしながら練習試合を行って、チームの成熟を図りました。

練習試合は、スーパーラグビーのBチーム相手に6試合戦い、5勝1敗の成績を収めました。

対戦成績を見ると、遠征の成果があったとみえますね。

 

遠征を終え、6月には日本代表候補を60人から40人ほどに絞りました。

40人ほどのメンバーで、宮崎で国内合宿を行います。

そして、7月から予定されているテストマッチに備えるわけですね。

 

ここまでは合宿から離脱する選手がなく、逆にケガから復帰した選手がいます。

ウルフパック結成後、計画通りにチームの戦力アップが進んでいるようですね。

サンウルブズとウルフパックを両立させるメリットとデメリットは?

日本代表の強化担当の方々は、4年前の「エディージャパン」を再現させたい目論見があります。

成功体験というヤツですね。

 

エディー・ジョーンズ監督時代の日本代表は、それはもうすごかったそうですね。

早い時には、朝5時から練習を始めたそうです。

ご、5時!?ほとんどの人はまだ寝ていますよね。

 

「あの合宿をやれと言われても2度とできない」という選手もいました。

陰で監督批判もあったとか。朝5時ですもんね。

しかしその甲斐もあってか、2015年のラグビーワールドカップで日本はプール戦で3勝しました。

目標のベスト8が目前に迫りました。3勝1敗で3チームが並んで、勝ち点差での3位ですからね。

 

猛特訓をして強豪に立ち向かう。

なんだか昔のスポ根物みたいですが、日本にはこれが合っていると判断したということです。

ウルフパックに選手を集めて1点集中してチームを作り上げる、というメリットがあるわけですね。

 

ここまで読んでみて、何か疑問に思いませんでしたか?

「サンウルブズとウルフパックと、2つやる意味ってあるの?」って。

 

スーパーラグビーに参戦してサンウルブズとして戦う理由は、

日本のラグビーのレベルアップを図る」

ウルフパックを結成して合宿を行う理由は、

「ラグビーワールドカップに出場する日本代表の強化」

あれ、同じことではないのですか?

 

スーパーラグビー2020シーズンの最終戦は、ジャガーズとの試合でした。

先にも挙げた通り、ジャガーズはアルゼンチンのチームです。

この試合結果だけでも、問題点が浮かび上がります。

 

負けたのは二の次で、特にスターティングメンバーに注目です。

ジャガーズは、チャバロ、モントーヤ、パガティザバル、ブルーニ、ゴンザレス・イグレシアス、オランドーーー

と、ワールドカップのメンバー入りしそうなメンバーだらけです

 

一方サンウルブズは、スタメンで現在宮崎合宿に参加しているのは、三上選手とラファエレ選手だけです。

外国人選手が多いのはかまわないのですが、日本代表の資格がない選手が多かったのが問題でした。

代表資格がないというのは、居住年数などもそうですが、日本代表を目指しているとはいえないメンバーがいたのも否めません。

(だから「サンウルブズ≒日本代表」としたんです。「=」じゃない、「≒」だ!)

 

今までの記事を振り返ってください。

ウルフパックが試合した相手は誰でしたか?

スーパーラグビーの「Bチーム」、つまり2軍が相手でした。

 

逆じゃね?

ウルフパックがスーパーラグビーのチームと戦って、サンウルブズがBチームと・・・

 

これも違う。

ウルフパックがサンウルブズとして、スーパーラグビーを戦った方が良かったのでは?

 

2016年以降のサンウルブズは、試合の激しさによりけが人が続出し、試合ごとにメンバーが入れ替わる状況でした。

体格も大きくて力も強い相手だと、ぶつかり合うたびに交通事故にあっているようなものです。

よって、スーパーラグビーでケガされるよりは合宿させとこう、となったんですね。

 

確かに、ケガ人なくベストメンバーでワールドカップに臨めるメリットは大きいです。

しかし、スーパーラグビーのBチーム相手の練習試合で強化になるのか?

世界最高峰のレベルを常に体感した方が強化につながるのではないのか?

 

結局2020の前半は、ヌルい相手としか試合しませんでした。

これがウルフパックの最大のデメリットです。

まとめ

今回は、

  • サンウルブズがスーパーラグビーに参戦する理由
  • ウルフパックを立ち上げた意味
  • サンウルブズとウルフパックを両立させるメリットとデメリット

について紹介しました。

 

これからテストマッチを控えていますので、強化の機会はまだちゃんとあります。

しかし、せっかくのスーパーラグビーという舞台を無駄にしているのは残念で仕方がありません。

 

心配ではありますが、日本代表リーチ・マイケル主将は、インタビューでこう答えています。

「(今の日本代表は)過去10年で一番上手なチーム」

「(4年前より)走る能力や力は高い」

「(残り100日で)時間は十分ある。あと戦術や技術を上げれば、ワールドカップまでに100%にもっていける」

と手ごたえを感じているようですね。

 

そして、こうも言っています。

「ワールドカップの目標はベスト8やベスト4じゃない。全部勝つ。」

この言葉を信じて、日本代表を応援しましょう!!

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